「銀行系」と「銀行」キャッシングの違い

ナニが違う?銀行「系」キャッシングと、銀行キャッシング!

貸金業法が改正して以降、消費者金融業界は再編が急ピッチで進みんでいます。これまで聞きなれてきた、大手消費者金融業者の合併や吸収が相次ぎ、このため、業務形態が変わったり、名前が変わるなど、利用者にとって、混乱が起こる原因となっているようです。

特に、ここ数年は、消費者金融と銀行の業務提携や吸収合併が次々と発表されました。これまで「キャッシング」というと、クレジットカード会社や、消費者金融からの現金借入をさすことが多かったのですが、最近は「銀行系キャッシング」と「銀行キャッシング」という呼び名が新たに加わりました。

名称が似ているために、混同されがちですが、「銀行系キャッシング」と「銀行キャッシング」は別のものです。
具体的には、「銀行キャッシング」は、「銀行が行っている貸付」ですが、「銀行系キャッシング」は「銀行から出資を受けて営業している消費者金融の行う貸付」のことです。

銀行系キャッシングは、消費者金融からの貸付になります。従って、信用保証情報での記載も消費者金融からの借入となって、総量規制の対象となります。金利面でも、基本的には消費者金融の貸付相当の基準となります。審査が比較的通りやすく、申し込んだ即日にキャッシングを利用できるなどの、スピーディーさが利点といえます。

対する銀行キャッシングは、銀行からの借り入れですから、貸金業法の対象にはなりません。銀行からの借り入れの特徴として、審査が消費者金融よりも厳しい傾向があり、借り入れが決定するまでに時間がかかる(基本的に即日融資は難しい)反面、金利面では消費者金融よりも低く抑えられるというメリットもあります。

このような特徴を踏まえると、銀行系キャッシングは、緊急的な少額のお金を工面するのに適しており、銀行キャシングはまとまった金額を借り入れてある程度長期的に、返済していくような利用方法に向いているといえるかもしれません。

近年、銀行による借り換えのローンが盛んにPRされています。銀行キャッシングのこのような利用方法は、銀行キャッシングの特色から、理にかなった面があるといえます。

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