住宅ローンの年齢制限

ローンを組むのには年齢制限があるの?

住宅ローンには年齢制限がある、ってホント?

住宅ローンは、数あるローンの中でも、間違いなく支払期間がダントツに長いローンと言えると思います。個人が事業以外の目的で借り入れるものとしては、金額も大きくなるうえ、担保提供なども必要となり、原則的に安定収入が得られる勤務ができていることを前提にしないと、申し込んでも審査ではねられてしまうことになります。小口の借り入れとは、本質的に違ったものだと、一般にも認識されているのは、こうした借り入れ条件の厳しさもあるようです。

そのため、 当然ながら申し込みに関して「年齢制限」も実際に存在しています。

金融機関や、ローン商品によって、詳細は異なることと思われますが、あまりに高齢になり、退職年齢を過ぎてなお、ローンの支払いが続くような申し込みは、リスク管理の面から、歓迎されないようです。

しかしながら、多くの金融機関では、「70歳までに完済」などの条件を付け、おおむね20歳から65歳くらいまでの年齢の方であれば、利用は可能というふれこみを行っているようです。

家を買いたい、と思ったとき、ローンを組まずに買える方は少ないことと思います。当然、多くの方が、「何歳まで払うか?」を気にして、家を買う時期を決められることになるのではないでしょうか?しかし、不景気の世の中、頭金になお金もなかなか貯められない、ということもあって、住宅ローンの申し込み年齢も徐々に、高年齢化している傾向があります。

バリアフリーローンは、所有財産がポイント

一方で60代を過ぎてから、同居している両親が高齢で介護が必要になり、バリアフリー住宅に像改修が必要になった、というような場合は、やはり、住宅ローンを組んで改修されるという方が増えています。老老介護などと言われて社会問題にもなっていることから、国も、こうしたバリアフリー改修のために貸し付けを受けられる公的資金や、税金上の特別控除などを設けて支援しています。

こうした場合は、新築とは少々条件が違うようです。

このような場合は、持っている資産が十分であれば、比較的ローンが通りやすいといえます。ただし、住宅を取得する際に組んだローンがまだまだ残っている、という状況だと、新たなローンは組みにくいようです。それでも、70歳くらいで払い終えるような、10年程度のローンには人気が高い様子がうかがえます。

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