リボ払いの落とし穴

キャッシングにつきもののリボ払いとその落とし穴

不景気のせいかキャッシングサービスは以前に比べて身近なものになり、キャッシング会社から融資を受ける人の数が年々増加しています。キャッシングとはお金がないときに手軽にお金を貸してくれるサービスということはわかっていても返済の仕組みなどを知らない人が案外多いのが実情です。

クレジットカードなどで買い物をしたり、キャッシング枠を利用した場合の支払方法にリボ払いというのがあるのは知っていますか?返済方法には3通りあります。一括払い、分割払いとリボ払いです。分割払いとリボ払いの違いをきちんと把握している人は少数です。分割払いはその名の通り借りた金額に対し毎月一定額を決められた期間内に返済するものです。それに対し、リボ払いは毎月のカードの返済額を決めておき、その金額をカード会社に支払うものです。商品の金額に関係なく、1万円と決めた場合には毎月1万円しか返済しなくていいわけですが、全額返済するまで金利分が上乗せされます。

キャッシング会社でローンを組んでお金を借りるとどうしても借金をしたという意識がありますが、クレジットカードのリボ払いの場合はお金を借りたという実感があまりわきません。リボ払いに関してはその問題点を指摘する人が増えています。まず毎月の返済額が変わらないため借金をしているという意識がなくなり、借入がどんどん増えていきます。借入額が増えると返済期間が長くなり、利息分が膨れ上がります。返済総額がわかりにくく、膨大な利息分を支払っていることに気づきにくいのです。結局、利息ばかりを払い続けて元金が減らないということになり多重債務や破産につながっていくのです。

借りたお金を消さなければならないのは当然ですが、その返し方にもいろいろあるということを頭に入れておきましょう。賢く借りて賢く返す、キャッシングはうまく利用すれば大変便利なものです。

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