ローン、の過払いの可能性

ローンを払いすぎていませんか?

ローンとキャッシング、クレジットは別のもの?

一般に「ローン」というと、「銀行からのお金の借り入れ」というイメージが強く、そのほかはクレジット、とか信販とか、キャッシング、など、別の名前で呼ばれることが多いようです。しかし、これは、金融商品の名称として、そういう呼び分けがされているだけであって、実際のところは、消費貸借契約であることにはかわりはありません。現実的には、消費者金融などでも「○○ローン」という名称の商品を取り扱っている場合を見かけます。

金融商品の専門家ではない、私たち一般利用者は、「ローン」というと銀行のイメージが強いため、名称に安心してしまって、警戒心を緩めてしまう傾向があります。最近の消費者金融業界再編によって、「キャッシング」などと呼ばれる、銀行の子会社のような消費者金融が増えてきたことも、こうした傾向を強めているようです。

しかし、ちょっと気を付けてほしいのは、名前よりも「借入先」です。なぜなら、借入先が銀行であるか、消費者金融であるか?で、その、借り入れの内容を規制する法律が変わってくるからです。

つまり、ローン、キャッシング、という名称そのものよりも、「どこから借りているか?」で、規制される時効が変わってくるのです。

消費者金融から借りている「ローン」の場合は?

消費者金融や、クレジットカード会社などから現金を借り入れて返済をしている場合、名前が「なんとかローン」という名称であったとしても、その借り入れは、貸金業法や、出資法の制限を受け、銀行法の規制には該当しません。年間の金利の割合も、銀行法ではなく、貸金業法の規制を受けることになります。現在、銀行の傘下に吸収されている消費者金融業者であっても、事情は同じです。

平成24年時点で、5~7年くらい返済を続けている、焼死者金融からの「ローン」がある場合は、要注意です。過払い金か、あるいは、完済されている可能性があるからです。貸金業法の改正により、グレーゾーン金利が撤廃されたことで、こうした過払い金の請求が全国で相次いでいることは、ニュースなどでも頻繁に取り上げられているため、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?もし、該当するような借入金があったとしたら、あなたは「ローン」を払いすぎている可能性がある、ということです。

過払い金の請求については、時効もあり、近年、請求が殺到しているという実情もあります。早めに処理に着手するほど、回収率が高いという報告もあるようです。現在返済中の貸金があるのであれば、早めに確認をしてみたほうが良い結果につながることと思われます。

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